祖先を訪ねて
−宇多源氏佐々木吉田氏・田浦氏・小玉氏・岡村氏−
著者名:田浦 チサ子
内 容:調査・紀行文
出版社:自費出版
初 版:2002年8月8日
価 格:2000円
頁 数:141頁
問い合わせ:0986-64-1986(田浦さん)
著者紹介
田浦 チサ子
(たうらちさこ)
昭和17年生まれ(宮崎県高鍋町)
宮崎大学学芸学部四年課程卒
平成2年宮日歌壇賞(宮崎日日新聞社)
平成4年第43回コスモス文学新人賞(随筆の部)
平成6年第6回愛のサン・ジョルディ賞(短編の部)
平成10年随筆集「まなざし」を出版(日本随筆家協会出版)
平成10年コスモス文学出版賞(「まなざし」)
宮崎県北諸県郡山田町在住
はじめに
私の中には、祖先のあまたの生命がつまっている。
どのような地位にあった人にも、どのような人間性であった人にも、等しくかけがえのない人生があったはずである。人として生きることの誇りがあったはずである。
その祖先の精神・生命の積み重ねを、私は受け継いでいる。祖先の時の続きを、私は歩いている。−このことをかなり意識するようになったのは、父母が他界し、父母の租を訪ねてからである。
そして、父母の祖先のみでなく他のいにしえ人に対しても、愛しみににた懐かしさを覚える。
尊い生命を受け継いだ私は、世の片隅に居ようとも、人間として恥じない精神と誇りを抱き続け、人を汚さず、人からも汚されずに、生きていきたいと願う。
Copyright(c)2002, BONCHI-NET Phone:0986-22-8598