MRT ニュースNext2016年11月17日放送
MRT ニュースNext 高齢ドライバーによる交通事故が後を絶ちません。こうした中、都城市で地域住民が主体となってコミュニティバスを運行する、県内初となる取り組みが始まりました。運賃は1か月乗り放題で500円です。 (伊賀キャスター)「全国で高齢者による事故が後を絶たない中、免許の返納も進んでいますが期待されているのがコミュニティバスです。このバスは、高齢者の乗り降りに便利な乗降ステップも付いていて最大10人を乗せることが可能です」 17日は都城市庄内地区公民館でコミュニティバスの出発式が行われ、テープカットをして運行スタートを祝いました。ここ庄内地区は公共交通網の人口カバー率が46.5パーセントと平均を大幅に下回り市内最低となっています。こうした状況を受け今回地元住民でつくるまちづくり協議会が主体となってコミュニティバスを運行。市がバス車両やガソリン代などを提供し運転は1種、2種の自動車免許を持ち、講習を受けた地元住民です。バスは地域内4路線を週に2回ずつ運行し利用者は、ひと月500円で乗り放題です。 (庄内地区の住民91歳)「今までいけないところに行けるかと思うと楽しみです」 (庄内地区の住民87歳)「高齢者の交通事故が多いので、コミュニティバスがうまく充実されたら(免許返納を)真剣に考えてみたい」 地域住民によるこうした取り組みを、都城市も積極的に後押しすることにしています。 (都城市総合政策課・堂籠法光さん)「運転免許を返納するのは、非常に難しい問題。地元の人が運転するバスなのであの人が運転しているのなら安心だという思いを持って(利用してほしい)」 公共交通空白地の解消につながるのか。県内初となる地域住民主体のコミュニティバスの運行は、ほかの過疎地域からも注目されそうです。 |
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