季刊「南九州文化」
編 集:南九州文化研究会
内 容:郷土の歴史、文化の研究誌
創 刊:1979年10月20日(年4回発行)
価 格:700円
頁 数:148頁(第80号)
販 売:市内書店
問い合わせ:南九州文化研究所、電話0986-25-3928(村田秀雄会長)
創立二十周年記念号を発刊して
南九州文化研究会長 村田 秀雄
南九州文化研究会も昭和五十四年七月十五日設立総会を開催して今年で、満二十年を迎えることができました。更に研究季刊誌「南九州文化」と名付けて創刊号を発刊し、本日ここに第八十号をを皆様の机上へ届けることができました。
これも、本誌の巻頭に祝辞を寄せていただいた岩橋辰也市長さんを初めとして、関係各位の方々のご指導ご協力のたまものと衷心よりあつく感謝申しあげます。
初代の故木村秀雄会長の創刊のことばに、会員各位が古代史から現代史に至る夫々の謎をかかえ、問題をかかえ、又研究テーマを追求しながら、互いに切磋琢磨しながら研究あ合い度いものである。その期する所、皆真理を追究し、完璧を期し度くも、互いに現実は厳しい難問があるやも知れない。
そして又県境を越え、その学の深浅の度を越え、歴史の好きな者同志の研究発表の機関として、この「南九州文化」の今後の益々発展を祈るや切である。との願いが、今日までの二十年間の実績ではないでしょうか。
「南九州文化」も1回の欠刊も無く八十号の発刊特集号合わせて、すでに九万部を発刊いたしました。又年四回の歴史講演会・年二回の古文書講座・新年会・忘年会・市内小中高大学校への季刊誌の寄贈等の事業実績をあげています。
これからも、関係各位のご理解をえながら、南九州の文化向上発展のため努力する覚悟であります。
終わりに、木村秀雄初代会長・神谷正雄二代会長・大河原光廣四代会長のご冥福をお祈りし、南九州文化研究会の発展を祈念しご挨拶と致します。
平成十一年七月吉日

南九州文化第九十三号(平成14年11月1日発行)目次
表紙写真:狭野神社、題字:吉川旦調(景心書道会会長)
はしがき・・・会長 村田 秀雄
歴史編
屈原による「日本紀元前記」(十八)・・・大宮 眞人
西川如見著『増補華夷通商考』の『庄内地理志』及び安山松巌著『年代実録』への引用記述と、その背景 近世の都城その三・・・佐々木 綱洋
禰寝文書(二十三)・・・村山 知一
島津忠久出生の謎と薩摩下向(六)・・・東郷 昇平
日本の警察は鹿児島から(五)・・・木下 秀麿
随想編
沖縄(一)・・・西園 重徳
文芸編
詩 佐多岬・・・桑原 啓介
俳句 紀州・・・三浦 正
短歌 今を幸せ・・・山口 静子
創作 歴史小説「姫芙蓉」(十一)・・・田代 義博
伊藤三位入道義祐 一族の興亡(六)・・・福島 峯林
「鬼島津」といわれること・・・耕 真介
海を押し渡った侍たち(二)・・・毛利 泰之
韓国研修報告・・・山口 静子
事務局だより・・・小山田 吉晴
編集後記・・・三浦 正
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