勉強会(指導:志村葡萄研究所志村富男先生)
2004.3.25
現地の畑で |
丁寧に説明していただきました |
ハウスの中で |
標準土(殺菌、ペーハー調整済み)に植えたもの |
現地の土に植えたもの |
20、21日の作業で植えたものです |
ハウスの長さは40m |
17:00からメインホテルで勉強会 |
素人にもわかりやすく話していただきました |
今回の指導は(財)都市農山漁村交流活性化機構の支援により実現しました。鳴島参事さんありがとうございました。 まちむら交流機構のホームページ http://www.kouryu.or.jp/ 志村葡萄研究所のホームページ http://www.geocities.jp/docter_tomio/ |
マンズワインに34年間勤務、30歳のころ長野県小諸の200町歩の葡萄栽培を任される。農家と共に大変な苦労をした。 日本の品種では海外のワインに太刀打ちできないことからヨーロッパの品種の栽培も始めた。しかし日本はブドウの花が咲く6月ごろに梅雨、成熟期には秋雨とブドウの生育に障害がある。ヨーロッパの年間降雨量は4〜500mmなのに日本は雨が少ないところでも800mm位と倍の量が降る。ワイン用のブドウは玉が小さく房も小さい。雨に当たると裂果し腐ってしまう。また黒とう病にかかると畑全部がやられることもある。 雨の時、人間は傘があると快適だが植物も同じである。レインカット栽培を考案し特許を取った。 メジャーな品種は大手ワインメーカーがやっている。無理をして栽培するよりもそこで出来るものでないとダメ。高級なワインよりおいしいワイン(土地の人に愛されるような)を目指す方が良い。 交配育種によりその土地に合った新品種を作っている。大隈半島のある農場では高温多雨に耐えられる品種(行者の水とピノノワールを交配、ヤマトナデシコと命名)を植え、うまくいきそうである。都城ワイナリー用の新品種を作っても良い。 ブドウ農家の人よりも異業種の人や脱サラの人の方が上手に作る例もある。都城ワイナリーを見た感じでは 1.ロケーションが良い 2.作業がやりやすい平坦な地形 3.土もまあまあ(土壌改良でどうにでもなる) あとは汗をかくだけ! この他にも、詳細な資料を頂き細かな注意点などの話もありました。また先生は新しくブドウ栽培を始める人に回り道をしないで目的を達成できるように応援したいとおっしゃっていました。今後も指導をお願いしたいと思います。 勉強会の後も懇親会、クラレットでの二次会とお付き合い頂き多くの話を聞くことができました。本当にありがとうございました。 |