講座No.22「農産物の非破壊計測と品質評価・検査技術」
2007.1.13 14:00〜16:30
場所:都城高専AVR室
講師:宮崎大学農学部永田雅輝教授
農産物の品質検査は現在は外部評価(外観による選別)やサンプルによる破壊検査が主である。しかし消費者の高品質や安全に対するニーズの高まりとともに全品検査が求められる時代がくるであろう。現に工業製品では全品検査があたりまえになっている。 全品検査になると非破壊検査技術が求められ、ミカンやキュウリなどの選果分野で導入が始まっている。 今後ますます精度の高い検査技術が求められるが、永田教授は分光画像による計測法(スペクトル画像計測法)に取り組んでおられる。 本講義では農産物の品質検査・評価の現状や非破壊検査のいろいろな方法について学び、さらにハイパースペクトルイメージングによる農産物の品質評価についての解説もあり今後の方向性を考える上で大変参考になった。 |
永田教授 |
ポストハーベスト(収穫後)は工業技術が主となる |
おいしいものはやっぱり色や形も良い |
野菜や果樹の品質評価について学んだ |
非破壊計測技術の事例 |
波長を変えるためにフィルターを使用する |