講座No.8「食品製造における安全管理技術」

2006.11.25 13:00〜16:00

場所:都城高専AVR室
講師:宮崎県都城保健所広域指導検査課
監視指導係主任技師丹生菜穂子氏


 欧米と日本における環境の違い(多民族:ほぼ単一民族、多言語:日本語、個人主義:集団主義、性悪説:性善説・・・)により衛生管理の現状にも差が存在する。特に「人間は間違いを起こす」という考えが希薄なために施設面のみならず管理上でも多くの課題がある。
 従来の製造管理では自主管理にまかされ、製品段階での抜き取り検査という形態が多かったが、HACCP(直訳すると危害分析重要管理点)を導入することにより全工程を管理することになり、食品衛生上の危害に対し対策をいろいろな講じることができるようになる。
 本日の講義ではHACCPの概要を学び、例題に基づいて想定される危害、その要因や防止措置を考えた。
 またHACCPの手法はいろいろなことに適用できる事例の説明もあり、企業にけるさまざまなリスク管理に有効ではないかと感じた。


講義の様子

HACCPを推進するチーム構成例

ケーススタディとしてポテトサラダの製造工程を取り上げて勉強した

HACCPの手法はいろいろなことに適用できる。飲酒行動に当てはめてみると・・